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「福井駅西口の恐竜モニュメント」、「一乗谷朝倉氏遺跡」、「養浩館庭園」
ＪＲ福井駅に降り立って目につくのは、動く巨大な恐竜です。このモニュメントができたのは2015年で、北陸新幹線金沢開業に伴って設置されました。恐竜は、隣接する勝山市が恐竜化石の産地として知られ、世界三大恐竜博物館とも言われている「福井県立恐竜博物館 」があり、2014年には入館者数が600万人に達しています。
福井には、越前国を支配した朝倉氏の遺跡「一乗谷朝倉氏遺跡」があります。遺跡は、九頭竜川水系足羽川の支流の一乗谷川沿いの谷間にあり、一乗谷城（山城）と山麓にある朝倉氏と家臣の居館（跡）で構成され、総面積は278haと広大で、国の特別史跡に指定されています。 伝記によると、「応仁の乱」で荒廃した京から、公家や高僧、文人たちが避難してきたため、一乗谷は飛躍的に発展し、華やかな京文化が開花したようです。その後、1573年に織田信長との「刀禰坂の戦い」に大敗した城主朝倉義景は、大野へ逃れたため、信長軍によって火を放たれ一乗谷は灰燼に帰しています。織田勢に寝返った朝倉氏旧臣が一乗谷に館を構えますが、越前一向一揆により討ち取られて以降は放置され、発掘が開始されたのは刀禰坂の戦いから390年余りを経た1967年でした。
一方、福井城址の北約400mにある「養浩館庭園」は、旧福井藩主松平家の別邸で、江戸時代には「お泉水屋敷」と呼称されていました。「養浩館」の名前は、同屋敷を所有していた元藩主の松平春嶽が、明治になってから名付けたとされています。1945年に空襲を受けましたが、2004年に「お泉水公園」周辺が整備され、現在に至っています。 因みに、米国の日本庭園専門雑誌『数寄屋リビング（The Journal of Japanese Gardening）』が毎年行っている日本庭園ランキングで、2008年から2010年にかけて3年連続で第3位に選ばれています。
（「福井駅西口の恐竜モニュメント」、「一乗谷朝倉氏遺跡」、「養浩館庭園」）